Coca-Cola（ミャンマー）　試飲レポート

昨年の総選挙でのスーチー氏の圧勝など、注目度の高まるミャンマー連邦共和国。その地のコカ・コーラをお土産で頂いたので、早速飲んでみた。

本品はヤンゴンのCoca-Cola Pinya Beverage が製造した、正真正銘のミャンマー製品。"Proudly Produced in Myanmar" の表記が素敵だ。

330mlアルミ缶のグラフィックにはロゴとリボンを組み合わせたグローバルデザインを採用。またボトル型のバーコードやカロリー表示など、北米の最新デザインが取り入れられている。

缶の表記はすべて英語。そしてその内容がなかなかウィットに富んでいる。たとえば

• キャッチコピー　"Coke, The Real Thing Since 1886" (1970年代のキャッチコピーの流用)
• 原材料欄　"The secret formula of Coca-Cola"
• 製造元の前置き　"Manufactured for you with Love and Passion"

などなど。単なる説明でなく、コカ・コーラの歴史を良く理解した人が遊び心をこめてデザインしたのだろう。

開封するだけでハーブ系の独特な香りが漂う。砂糖の甘さが強く酸味・炭酸が弱めで、ずっしりと飲みごたえがある。フレーバーのクセ（雑味？）が強く、他の国のコカ・コーラとはかなり異なる印象を受けた。アジアのコカ・コーラの品質が向上し味が画一化されるなかで、この「異国感」はむしろ貴重だ。

その洗練された外見とは異国情緒溢れる味わいはまさにギャップ萌え。とても印象的なコカ・コーラだった。