コーラ白書
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さくらコーラ/PEPSI SAKURA 飲み比べレポート

2016年春の清涼飲料業界は「桜」がブーム。レッドブルやスターバックス、バカルディから次々と限定商品が発売される中、桜フレーバーのコーラも2種類リリースされた。木村飲料の「さくらコーラ」とサントリー食品インターナショナルの「pepsi SAKURA」を飲み比べてみた。

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「さくらコーラ」は静岡の清涼飲料メーカー・木村飲料の新商品。同社の看板商品「しずおかコーラ」のグラフィックを踏襲しつつ、桜をあしらったピンクのラベルが春らしさを演出する。

このコーラの特筆すべきは原材料に国産桜の花エキスを使用している点だろう。桜フレーバーを謳う商品は数あれど、実際にエキスを使用するケースは珍しい。原材料にこだわる木村飲料らしい配合である。

コーラのフレーバーの終わりにふわりと桜が香る。独特の雑味と絶妙な桜のほろ苦さがアクセントになり、実に奥深い味わいのコーラに仕上がっている。甘さも控えめで、大人のコーラの風格さえ漂う。木村飲料のコーラのなかでも出色の出来である。

一方のサントリーはペプシの期間限定商品として「pepsi SAKURA」を3月8日にリリース。黒をベースに書道風の英語ロゴを中央に配置したグラフィックには、オリエンタルな夜桜の雰囲気が漂う。

鮮やかな半透明ピンクのコーラにはアントシアニン色素を使用。原材料に桜エキスを使わず、香料のみで桜を表現している。

甘さとフレーバーの勝ったコーラで、オレンジとチェリーを混ぜたような風味が残る。これが桜フレーバーなのか、意見が分かれそう。どちらかと言えばアメリカンなテイストのコーラだった。

posted at 00:39:57 on 2016-03-09 by NAKAMOTO Shinsuke

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