シャリコーラは回転ずしチェーン「無添くら寿司」が10年をかけて開発したというお米のコーラ。米麹＋コーラという斬新なコンセプトが話題となり、2016年の発売時には供給が追いつかず一時販売を休止したほど。いまではくら寿司の定番メニューで、さらにシャリコーラかき氷やシュークリームなどの派生品まで登場している【レポート】。
製造は大阪の飲料メーカー、寿屋清涼食品が担当。カットグラスのような美しいガラスボトルが印象的だ。店舗品と同じく国産米と軟水、四段仕込みの米麹などを使用している。
米を使ったこのコーラの特筆すべきは成分が均一でなく、かなりの不溶成分を含む点。沈殿というよりもはや相分離のレベルで、通常の製造ラインで作れるのか心配になるほど。通販の箱には飲む前の瓶の回し方（混ぜ方）の図解入り説明書が同梱されている。
飲むというより食べるに近い、濃厚なコメの存在感。ドブロクのようにピチピチ弾ける炭酸とコーラとの組み合わせは新機軸だ。まずは米麹の風味の強いアタックと米の喉越しがあり、その後にノスタルジック（駄菓子的）なコーラのフレーバーが香る。お店の味を良く再現できており、むしろこっちのほうが濃ゆい気もする。
瓶入りシャリコーラは今のところくら寿司の通販サイトのみでの取り扱いのようだ。12本2160円＋送料。
