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今月の珍品 / PEPSIMAN Power-GYM
中本 晋輔

テトリスから始まり、たまごっちで大ブレークした携帯電子ゲーム。最近では万歩計の機能を備えたもの(註1)まで現れるなど、この形態は多種多様に及ぶ。そんな中でエポック社からペプシマンのミニゲームが発売された。その名も 「PEPSIMAN Power-GYM」だ。ペプシマンは以前「Fighting Vipers」の隠れキャラとしてゲームデビューしたが、主人公になるのは今回が初めて。

パッケージ表面は全て英語表記で一瞬アメリカ製かとびびったが、何のことはない中国製。ちなみにバックの絵は懐かしい「第一回ペプシマンCM」の一コマである。GYMと言うだけあってペプシマンを鍛えるゲームなのだが、キャッチが 「Let's Training」 といきなり文法的に壊れている(註2)。そしてその下に「No more Virtual Pet!!」の謎のフレーズ。それは日本批判か?

内容はランニング、ストレッチング、エアロビクス、ボディ・ビルディング、ダンシングの5つのゲームでペプシマンを鍛えるというもの。はじめは時計モードだけだがゲームをクリアするたびにストップウォッチやタイマー等の機能が使えるようになる。全ゲームクリアするとペプシマンの彼女が登場、2人の新生活が見れるらしい。うーん、別に見たく無いような気が・・・。時計だけでは役に立たないのでゲームをしてみたが、ゲームのレベルが異常に高いのだ。特にランニングゲームはひたすら右ボタンを連打するだけというハードな内容で、かなり本気にならないとクリアは難しい。ハイパーオリンピック同様他人にやってるところを見られると恥ずかしいので、家でこっそりやるのがベストだろう。ちなみに私の最高タイムは9秒81。

基本的にはとてもくだらないのだが妙に燃えるこのゲーム、大阪日本橋のJ&Pデジタルコンビニ(註3)をはじめ携帯電子ゲームを扱っている店でならたいてい購入できる。価格は特価で1980円。対象年齢7歳以上。

註1:我が家のじぇる君は20日で家出した(泣)
註2:「〜しよう」は Let's + 動詞の原形。だから"Let's train" が正解。
註3:南海難波駅の近くのJ&P系列の店。コンビニといっても閉店は7時半。

[四季報 1998年10月号] [コーラ白書] [HELP] - [English Top]
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