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2010年の夏は記録的な猛暑だった。ニュースでは毎日のように熱中症対策の話題が上り、クーラーをかけて寝ることはもはや罪悪ではなくなった。 そんな暑さの中、我が家のコラノキはものすごい勢いで成長した。もともと熱帯の植物で暑い環境を好むうえに、7月に与えたハイポーション(ハイポネックス)が効いているのかもしれない。 7月に生えた4枚に続き、頂芽から次々と新しい葉が生えてくる。節の間隔が去年成長した部分に比べ短く、密度が高くなった感じだ。やっぱり去年は徒長だったのかもしれない。
写真で比較するとその差は歴然。10月末には葉の数が倍以上の19枚に達し、かなり樹木らしくなってきた。
しかし心配なのは、幹(と言うか茎)の太さがあまり変わらない点。随分葉っぱが増えたので、さらに不安定な感じになってきた。茎の根元が少しリグニン化してきたけれど、親としてはもう少しシッカリしてほしい気もする。
11月に入り気温がぐっと下がると、コラノキの成長はぴたりと止まる。これから半年間はお休みの期間である。 昨年の教訓を生かし、コラノキをリビングから寝室へ避難させる。できるだけ窓際に置いて、太陽の光にあたるようにする。朝方の冷え込みはエアコン(タイマー機能)でカバー。おまじないで加湿器も設置し、万全の越冬対策を敷く。 12月に入ったある日、なんとなく気になって鉢を持ち上げてみた。すると・・
うわ! またしても鉢の底から根っこが出ている!頑丈な底ネットを貫いて、かなりの長さが鉢の外に出てしまっている。普通根ってまわるよね?貫通したりしないよね? これは俺はこんな小さな器には収まらないというコラノキからの意思表示なのだろうか。そしてこの寒くて乾燥した季節に植え替えをすることができるのだろうか・・・
師匠〜!
次号、コラノキの緊急植え替え決行?そして師匠は現れるのか? 乞うご期待! ⇒ コラノキ育成記?(2011年4月号に続く) |