今月の珍品 FILE.1

ジョークコーラ


中本晋輔


みなさんこんにちは。 コーラに関する謎の品々を紹介する「今月の珍品」のコーナーです。 ちなみにこのコーナーは「対決コークvsペプシ」と毎月交互に連載していく予定なので、 「対決」を期待していた人、ごめんなさい。

さて記念すべき第一回の珍品は「ジョークコーラ」!! パーティを盛り上げる切り札ともなるパーティジョークグッズ。 ブーブークッションやガムの形をした水鉄砲などが一般的ですが、 中にはコーラに関係する物もあるのです。 今回取り上げる「ジョークコーラ」もそんな中の一つです。

このジョークコーラは直径一センチほどの茶色い錠剤で、 コップ一杯の水に入れると発泡して2-3分で溶けます。 溶けた後の液の色はほぼ完全なコーラ色で、見分けるのは困難です。 また重曹が入っているので泡が残り、普通誰だって見ただけではコーラと思ってしまうでしょう。 ただ粘度が小さいのでコーラよりも早く泡が消えてしまいます。 これを使用するときはタイミングを十分に考慮する必要がありそうです。

ただこのジョークコーラにはいくつかの欠点があります。1つは匂い。 何が含まれているのかは知りませんが、かなり臭いのです。 だから匂いを嗅がれると恐らくばれる事でしょう。

もう一つは半端じゃなくマズいこと。 重曹がかなり入っているので液はかなりアルカリ性になっており、 舌にヌルっとした感覚が残ります。また甘み成分がまったく入っておらず、 酸っぱい不気味な味がお口いっぱいに広がります。 少しの不味さは笑いのタネですが、ここまで不味いと普通誰でも怒ります。 商品の裏にさりげなく 「だまされた相手には、あとで本物のコーラを飲ませてあげる気使いもお忘れなく。」 とフォローが入っていますが、私なら怒り狂って帰ります。 ちゃぶ台があったらひっくり返す事でしょう。 もし貴方が上司にこれを使いたいなら、前日のうちに辞表を書いておく事をお薦めします。

笑いを通り越すほどの破壊力を持つこのコーラ、 それでも欲しいと言う方は心斎橋筋(難波−心斎橋でひっかけ橋より北側)の夢ぎゃらりーで 6個入り500円で購入できます。 だまされる方の事を考えると私はあまりお薦めしませんが・・・・。


[4月号表紙]
コーラ月報4月号

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