特別企画 キング・尾部・コーンスープ決定戦
中本 晋輔

冬場自販機を賑わすコーンスープ。昔は色物としてしか認識されていなかった彼らは, 今やコーヒーと並ぶ冬の缶飲料の代名詞ともなった。 今年も各メーカーが個性を生かし様々なスープを発売している。 でも、どれが美味しいなんて事を気にした方は少ないのではないのだろうか?

そこで今回はコーラ四季報創刊記念特別企画として, コーンスープの飲み比べ大会を催す事にした。 題して「キングオブコーンスープ決定戦」! すでにコーラとの関連性は缶に入っている事だけだが、 今しか出来ない事と開き直って敢行だ(笑)

各缶紹介

今回この決定戦にエントリーしたのは以下11種のコーンスープ。 どれも98年1月に購入したものだ。

Suntory No.1 北海道コーンポタージュ(Suntory)
はちみつレモン、烏龍茶、そしてccレモンとヒット商品を生み出し, 今やその地位を確固たるものにした関西の老舗メーカー。 その独創性はコーンスープでも発揮されるか?
Halftime No.2 LLコーンスープ(HALFTIME)
他社にはない独特の感性でいつも我々の度胆を抜くハーフタイムの作品。 今回登録された中で唯一の250ml缶であり、違う意味での期待が膨らむ。
ASAHI No.3 クリームコーンポタージュ(Asahi)
クリームとまろやかさを強調したアサヒのコーンポタージュ。 缶のデザインは秀逸。はたして中身は?
Campbell's No.4 (Campbell's)
スープ業界の大物キャンベルが缶飲料戦線に送り込む一品。 缶詰スープが美味しいだけにあっさりと勝っても不思議はない。 ただチェリオの自販機で90円で売られていたのがちょっと気がかり。
ITOEN No.5 純北海道産コーンポタージュ(ITOEN)
ホット飲料では屈指の実力を誇る伊藤園が作ったコーンポタージュ。 実績があるだけに怖い存在だ。
Coca-Cola No.6 クワトロコーンスープ(Coca-Cola)
お馴染みコカコーラ社のコーンスープ。 「コカコーラ製品はコーラ以外はずれ」の汚名返上なるか?
DyDo No.7 粒だくさんコーンスープ(DyDo)
コーンの粒にかなりの自信を感じるダイドーのコーンスープ。 缶のイラストもいかにもという感じ。腹持ちが良さそうだ。
Meiji No.8 十勝コーンスープ(明治)
何故か美味しそうに聞こえる北海道地名ブランド。 しかし十勝といえばコーンより牛乳とチーズのイメージが・・・・。
UCC No.9 夢菜園コーンポタージュ(UCC)
無農薬栽培コーンが売りのUCC製ポタージュスープ。 コーヒー界に続いてスープ界にも君臨できるか?
Knorr No.10 北海道コーンポタージュ(Knorr)
スープ業界でCampbellと双璧をなす大手クノールの放つ自信作。 ロゴの下に自分で五つ星を打っているあたりがお茶目である。 先日友人に「広末涼子ってハンプティ・ダンプティに似てない?」 と言ったら殴られた。
Yakult No.11 コーンドリンクスープ(Yakult)
飲料界のダークホース・ヤクルトのコーンスープ。 缶のデザインといい、「コーン」のハイフンが波打っているのといい、 脱力感ではトップレベルである。 その上自販機のホットで売られているのに, 出てきた缶がキンキンに冷えていたのもポイント高い。一発大駆けはあるか?

勝敗予想

ブランド 中本中橋
Suntory  
HALFTIME ダメ
Asahi 
Campbell's
ITOEN 
Coca-Cola  
DyDo 
Meiji 
UCC  
Knorr
Yakultダメ 

試飲前での中本、中橋の予想は左表のようになった。

期待の持てる順に◎○▲△の印を打った。 また[ダメ]マークは失礼ながら最も期待できないスープに付けさせてもらった。 両者ともクノールとキャンベルに重い印だが、三番手以降は結構ばらける展開に。 さて、結果はいかに?


[コーラ四季報98年4月号] - [予想] [結果]
Copyright (C) 1998 The Cola White Paper Project. All rights reserved.