8月16日に発売されたウィルキンソンドライコーラ。遅ればせながら飲んでみた。
本品はアサヒ飲料の炭酸ブランド「ウィルキンソン」初となるコーラ飲料。コンセプトは強めの炭酸とジンジャーの辛味が特徴の「大人のコーラ」で、お酒の割り材としても使えるようカロリーもゼロに抑えてある。甘味料にはアセスルファムKとスクラロースに加えステビアを使用している。ステビアは自然由来のゼロカロリー甘味料として最近注目されているが、風味などの点で使いこなしが難しい。
一口飲んでみると、ウィルキンソンらしい強炭酸が広がる。ジンジャーの辛味もそこそこあり、刺激感の強いコーラであった。甘さと酸味は控えめながら、しっかりとしたボディ感がある。
しかし頂けないのが後味。人工甘味料の風味が強く、飲み進むにつれて舌にまったりした甘さが残ってしまう。これはコーラを楽しむ上では大きなマイナスだ。
アサヒ飲料は人工甘味料の風味をフレーバーでマスキングする技術をもっており、三ツ矢サイダーオールゼロなどで使用している。しかし今回のコーラに関してはマスキングがほとんどできておらず、売りであるはずのドライ感を損なっているように感じた。
これが糖類を使用したレギュラーコーラなら、評価は随分変わっただろう。せめてステビアを使わない構成であれば、もう少し飲みやすかったかもしれない。
「伝統と信頼とブランド」への期待が高かっただけにちょっと残念である。
ぼへみあん (2011-08-21 00:57:55)
nakamoto (2011-08-21 18:20:01)
試飲レポートありがとうございます。
実は今飲んでいます。これで2回目です。
前回は訳ありで封を切ったまま温くなるまで放置してたので、味を評価できなかった。
そして、改めてギンギンに冷やしたものを飲んでみて。
ウィルキンソンブランドは「そのまま飲む」ことにあまり重きをおいていない感じがします。
あくまでお酒の割り材として使うのを前提にした味。
人工甘味料の癖をマスキングする技術があるのに使っていないのだから、これは意図的なんでしょうね。
ジンジャエールにしてもPETボトルよりもガラス瓶入りのほうがおいしい気がするし。
リターナブルなガラス瓶入り「料飲店向け」のほうはカロリーゼロでは無さそうな感じがします。
今回のドライコーラはPETボトル入りしかないので比較のしようがないのだけれど。
「そのまま」で飲んで欲しいなら、味は要改善ですね。