コーラ白書
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娃哈哈非常珈琲可楽 試飲レポート

中国コーラ市場で第三位と健闘する飲料ブランド、娃哈哈。非常可楽で有名な同社から昨年コーヒーフレーバーのコーラが発売され、ごく一部で話題となった。入手が難航していたところ、みやくん氏からご提供を頂けたので喜び勇んで飲んでみた。

コーヒー+コーラの組み合わせは古くからあるが、2006年にコカ・コーラがCoca-Cola BlaKを発売したことで一気に有名になった。コカ・コーラ社はBlaKをフランスで先行発売し、次いで米国市場でリリースするなどグローバルブランドとして展開。この動きに対し、中国市場で先手を打ったのが宗氏率いる中国国産飲料ブランド、娃哈哈であった。

この中国初となるコーヒーコーラの名は「非常珈琲可楽」。日本語では珈琲は王へんだが、中国語では口へんになるようだ。茶色を基調としたマーブルのグラフィックはBlaKのパッケージに類似しており、コカ・コーラを意識している様子が伺える。容量は本家の倍以上の600mlとかなりボリューム感がある。

蓋をひねった時点でコーヒーの香りが漂うほどのフレーバーで、飲んでみると焦げ臭さすら感じる。コーヒー抽出物(珈琲提取物)を使っているためか香りだけではなく味もコーヒー的で、正直結構苦かった。酸味も独特で、炭酸は弱め。かなりコーヒーが勝ったコーヒーコーラであった。

後味にアンバランスさが残り、飲んでいるうちにクドさが出てきてしまう。せめてコーヒーがもう少し美味しかったらいいんだが・・・・600mlはちと厳しい。

結局アメリカでCoca-Cola BlaKが昨年夏製造終了するなど、コーヒーコーラが世界を席巻することはなさそう。ダノンとの法廷闘争もあるし、このコーラの行く末がちょっと心配だ。

参考

posted at 23:37:42 on 2008-01-27 by NAKAMOTO Shinsuke

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