ペプシがグラフィックを大幅変更！アイコンの「グローブ」も刷新へ

09年よりペプシコーラのデザインが一新されると。今回はグラフィックだけでなく象徴的存在「グローブ」のデザインまで刷新されるとのことで話題を呼んでいる。

「グローブ(Globe)」とは赤・青・白で描かれた丸いアイコンのこと。1950年にその原型がロゴに採用されて以来、半世紀以上使用されてきたペプシの象徴的存在だ。

今回の新グローブは従来の形状を踏襲しながらも、対称性を崩した不思議なデザインとなる。中央の白い部分を右上がりにして、笑顔に見えるようになっているらしい。製品によってで白い部分の角度が若干異なり、ペプシはBig Smile(大笑い)、ダイエットペプシとマックスはLittle Smile(小笑い？)となっている。

• Bevnet.com ：Pepsi to redesign core products icon　
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またフォントも細く丸みを帯びたものに変更された。近年このタイプが米ブランドプランナーの好みのようで、数年前にゼネラル・エレクトリック社で採用されたフォント「GE Inspire」によく似たフォントだ。

米ペプシコはペプシブランドだけでなく、Moutain DewやSierra, Gataradeでもゴロの変更を行う。ロゴの開発には5か月の時間と100万ドルの費用がかかったといわれるが、Advertising Age電子版は世界中の看板等の変更にはその数百倍のコストが発生しすると試算している。

今回の大規模なロゴ変更の背景にはペプシの強い危機感があるといわれる。近年の健康ブームでコーラ消費量が頭打ちになっていること加え、アメリカの景気後退による売り上げ低下は同社にとっても大きな不安材料なのだろう。しかしネット上での消費者の反応はいま一つのようで、「安っぽくなった」などの意見が現状多くみられる。個人的にもなんだか「ニヤッ」としているように見えてちょっと違和感を覚える。

国内のペプシのマスターフランチャイズ権を持つサントリーの製品でもこの変更が適用される可能性は高く、来年の春には新しいデザインのPEPSI NEXがお目見えするかもしれない。

参考

• Advertising Age：What Went Into the Updated Pepsi Logo　
• WebTab：ペプシコーラ、2009年にロゴ変更へ 現行ロゴを踏襲しつつ“笑顔”に　日本語。