1月5日に日本コカ・コーラから新製品「Coca-Cola plus」が発売された。早速飲んでみた。
「No-Calorie Coca-Cola plus Vitamin」がグレープフルーツフレーバーのダイエットコーラであったのに対し、本品はレモンフレーバー+ビタミンCという王道的なフォーミュラ。それでいて栄養機能食品(ビタミンC)の表記はなくなっており、指定から外れた可能性が高い。他にもサプライズはなく、よくいえばシンプル、悪くいえば特徴のないコーラという印象を受ける。
甘味料はコカ・コーラの定番「アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロース」の3種混合。炭酸とコーラフレーバーはやや弱めで、Coca-Cola Zeroほどのインパクトはない。レモンとビタミンCの酸味で後味がまとまり、さっぱりとしたダイエットコーラに仕上がっている。
このリニューアルの背景には快調に売上を伸ばすサントリー「PEPSI NEX」の存在があると考えられる。分かりやすいコンセプトと覚えやすい名称で人気のライバルに対し、「栄養機能食品のNo-Calorie Coca-Cola plus vitamin」ではいかにも分が悪い。明確なコンセプトとメッセージで「女性向けコーラ」の地位を確立する戦略だと考えると、このシンプルな配合や商品名も納得がいく。
健康志向のダイエットコークはCoca-Colaのグローバル戦略の一つで、6種類のビタミン・ミネラル配合のDiet Cola plus(北米)や抗酸化剤入りの Diet Coke with antioxidantなど様々なコーラが存在する。日本コカコーラもニュースリリースで「様々な栄養機能成分を付加した製品の導入を見据えて、シリーズブランドとして拡大展開する予定」と述べており、今後の展開に期待が持てそうだ。
参考
銀鏡反応 (2009-01-06 22:59:23)
晴壱号 (2009-01-15 17:39:07)
ひゅうペッパー (2009-01-25 11:00:47)
普通のコークとのみ比べて見ようかな。