あずき香料(註1)を使った世界初のコーラ「ペプシあずき」が本日発売された。早速飲んでみた。
一口目は意外にもフルーティ。酸味を伴うパッションフルーツのようなフレーバーが一瞬よぎった後に、あずき感がじわじわと広がり始める。最終的には口の中があずき一色となり、あの餡子を食べたあとのべっとり感まで再現されるほど。
惜しむらくは、コーラの酸味と小豆フレーバーのシナジーが全く感じられない点。キャッチコピーの「上品な甘さとコーラの刺激が新しい」には偽りはないが、特に強調しているようではなさそう。いっそのこと酸味料を抜いてしまってもよかった気がする。
本品の味についてこれ以上ツッコむのは野暮というものだろう。むしろアズキ味のコーラを生み出したサントリーのマーケティング部に敬意を表したい。
(註1)国内では富士香料化学などが「「小豆を甘く煮詰めた香り」の食品用香料を扱っている。お菓子などに幅広く使われているようだが、炭酸飲料には稀だ。