コカ・コーラは「コカ・コーラ ゼロ」をリニューアルし、2月1日から全国で発売する。今回は糖分・保存料に加えて合成香料ゼロを達成している。
MORE ZEROの象徴なのが、人工香料ゼロの達成だ。近年のコーラ飲料の香料の殆どに人工香料が使用されており、この非含有を謳った製品は珍しい(註1)。ZEROは昨年のリニューアルで世界に先駆けて保存料ゼロを達成、ライバルのNEXも今年の3月から保存料ゼロへの追従を発表したばかり。ゼロコーラではコカ・コーラが技術面で1歩先を行く。
この内容の変更に伴いパッケージもリニューアルされた。2010 FIFA ワールドカップをテーマにしたグラフィックを採用し、裏面にはジュール・リメ・トロフィーを大きく配置。トロフィーに合わせて缶の表記が金色となり、バックの黒と相まってゴージャスな印象を与える。
旧Zeroと飲み比べてみたところ、それほど大きな変化は感じられなかった。ただ旧zeroのドライな後味に比べ、新zeroは柑橘系がやや強くウェットな印象を受けた。この辺りはロットばらつきもあるので、継続的に調査したい。
毎年のように進化するZero。NEXとのシェア争いの行方は如何に。
(註1)一部のナチュラル系コーラで存在する。
参考 ・日本コカ・コーラ|ニュースリリース2010年1月28日発表。相変わらずコカコーラのプレスリリースは抽象的すぎて何が言いたいのかわからない。
森 康哲 (2010-02-02 00:43:42)
nakamoto (2010-02-07 23:11:12)