アサヒビールから9月19日に発売されたカクテルテイスト清涼飲料「アサヒゼロカク・ラムコーラテイスト」。早速飲んでみた。
ラムコーラといえば、「キューバリブレ」で知られるコーラカクテルの代表格。これを砂糖やラムを使わず、人工甘味料と香料で作ってしまったのが本品なのだ。昨今のノンアルコール飲料ブームでビールやチューハイテイストの商品は数多くあるが、敢えてラムコーラに挑んだのはアサヒが初めてだ。
原材料のトップは食物繊維のポリデキストロースだが、なぜ使っているかのかは不明。ただ「食物繊維が含まれているためおなかがゆるくなる場合があります」の注意書きがあるのみで、不安が募る。甘味料はアセスルファムKとスクラロースの混合を採用している。
口に含んだ瞬間、コーラでもラムでもない斬新なフレーバーが広がる。強いて言えば塩昆布のような不思議な香りと、レモンの酸味が後味にいつまでも残る。目隠しして飲んで、これをラムコークテイストと言い当てるのは至難の業だ。
ラムコーラをカロリーゼロのノンアルコールカクテルで再現しようというアサヒビールのチャレンジは素晴らしい。しかしそこに技術が追いついかなかった結果、残念なコーラになってしまったという印象を受けた。あのラムの豊潤な香りを人工的に作るのは一筋縄ではいかないのだろう。
ニュースリリース 8月7日|アサヒビール 公式プレスリリース。ラムコーラの他にジントニックやカシスオレンジなども。