本品をリリースしたのはニューヨーク・ブルックリンに本社を置く気鋭の飲料メーカー、Q beverage。同社は元々プロ向けにトニックなどを製造していたが、このコーラでコーラ市場に参入した。
まず目を引くのが、そのスタイリッシュなパッケージである。ボタニカルなデザインを取り入れた8オンスのボトルは、ミニマルながらも高い訴求力。アンバーな液色とも相まって、エキゾチックな雰囲気を醸し出す。ボトルの表記はすべて印刷。ボトルの底にも「Q」のエンボスを施すなど、パッケージデザインへのこだわりが随所に見られる。
また興味深いのは、甘味料にOrganic Agave(竜舌蘭)のシロップのみを用いている点。他にもコーラナッツやシナモン・ナツメグなど、具体的な原材料の名称が並ぶ。裏面には社長による原材料への熱い想いがシグネチャーとともに記されている。
シャープな酸味と独特のクセのあるフレーバーが特徴で、薬のような複雑な後味が残る。甘さは控えめで、サッパリした飲み口ながらも飲みごたえは十分。クセが強いので賛否は分かれそうだが、私は飲んでいるうちに「アリかも」と感じてきた。
食卓よりバーが似合うスタイリッシュなコーラだが、気になるのが4本セットで$9という強気な価格設定。プロユースで培った品質とデザインが小売市場でどう受け入れられるのか、注目したい。
ひろみち氏ご提供。Thanx!
Q Drinks 公式サイト。HISTORYが壮大すぎる気も。