昨年タイで話題となった新コーラ「est COLA」。お土産でもらったので飲んでみた。
タイではペプシが長年コカ・コーラを抑えてトップシェアを誇ってきた。そのペプシを半世紀にわたり独占的に製造・販売してきたのがsermsuk社である。しかし近年は原液価格などを巡りペプシコと関係が悪化し、2012年10月に契約を終了。
そして11月2日にsermsuk社が発売した初の自社ブランドコーラがこのest COLAである。
est COLAはタイの若者をターゲットとしており、独自開発のフレーバーを使用。販売活動にも力を入れており、宣伝費に15億バーツを投入している。自社の販売網を通じて販促攻勢をかけた結果、一時期タイからペプシが消えたと言われた。
青地に白と赤を使ったロゴデザインは、昔のペプシのグラフィックを彷彿させる。325ml缶の他に各種ペットボトルや、タイで根強い人気を誇るガラスボトルもラインナップしている。コーラの種類はレギュラーのみで、ダイエットやフレーバーは存在しない。
砂糖の甘さがしっかりと効いており、酸味も強めの賑やかなコーラ。フレーバーはそれほど特徴的でなく、後味に麦芽のような風味が残る。タイのペプシに比べて甘いが、酸味によりスッキリと仕上げられている。無難にまとめられた若者向けコーラと、いう印象だった。
今後est COLAがタイ初の国産メジャーコーラに成長するのか、注目したい。