3月17日発売のJT初のエナジーコーラの名前は「Cola Shock +(コーラショックプラス)」。妙なデジャビュ感があるのはキリンが2009年に発売したRTDコーラと商品名が被ってちゃってるからだろう。単なる偶然なのかインスパイアされたのかは不明だが、プラスがついただけという被りっぷりはいただけない。
エナジーコーラは国内ではMAD-CROC ENERGY COLAやPEPSI ENERGY COLAなどが2011年に相次いで発売され話題となったが、現在はエナジードリンクへとシフト。改めて今回のプレスリリースを見たときに「なぜこのタイミング?」というのが正直な感想だった。私の周囲のコンビニや量販店では取り扱いはなく、JTの自販機でようやく入手することができた。
本品の特徴はカフェイン量で、100mlあたり40mgはJolt Colaの2倍。加えてBACCと呼ばれる持久系アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)を配合している。一方で高麗ニンジンやタウリンなどのいわゆる「エナジー系原材料」は使用されておらず、むしろサプリ系飲料に近い配合である。
一口飲んでみると、そのコーラ感の強さに驚く。デカビタやオロナミンCのような酸味の強いエナジー飲料ではなく、あくまでコーラが主役である点に好感が持てる。炭酸が強く後味が複雑で、しっかりしたボディ感がある。コーラフレーバーがチープなのが少し残念だが、北米のエナジーコーラを髣髴とさせる骨太の一品であった。
期待を良い意味で裏切る、なかなかの完成度。どうせなら商品名を往年の名作(?)になぞらえて「Hard Shot Plus」にしてほしかったなぁ
「COLA SHOCK+(コーラ ショック プラス)」3月17日より全国で新発売 公式プレスリリース。「ホープ・ドライゴールド」と並んで発表されているのが流石。
コーラDB:Hard Shot Cola90年代に日本たばこ産業から発売されたオリジナルコーラ。醤油の味がした気がする。