トクホコーラ首位のキリン メッツコーラが11月4日にリニューアルされた。
キリンメッツコーラは2012年4月に発売された史上初の特定保健用食品のコーラ。翌年にサントリーがPEPSI Specialで同市場に参入したが、ブラッシュアップを重ね現在も首位をキープしている。
キリンは従来のメッツコーラを「トクホ機能のイメージが獲得くなったできている一方で、おいしさ、爽快感を求められている」と分析。フォーミュレーションを見直すことで飲みごたえや後ギレのよさを強化したという。紋切り型のプレスリリースが多い中でここまで公開した点に好感が持てる。
この内容変更に伴いパッケージも刷新。従来の寸胴ボトルからくびれのあるオリジナルボトルに変更された。デザインも一新され、赤と黒のグラデーションを使ったシズル感のあるグラフィックが採用されている。また従来は控えめだったMetsのロゴが、今回のパッケージでは中央に大きく配置された。まさに「Metsのコーラ」という印象となり、昔のMetsを知る世代には懐かしく映る。
フレーバーと酸味が強く、華やかながらバランスが取れている。従来のメッツコーラの弱点だった後味が大幅に改善されており、すっきりと飲みやすい。飲みごたえもしっかりしていてカロリーゼロを感じさせない。ぐっとコーラらしくなった印象を受けた。
トクホ感を前面に押し出したPEPSI Specialとは対照的に、コーラとしての魅力を訴求する新生Mets Cola。どちらに軍配が挙がるのか、今後の展開から目が離せない。