ニッカハイボール アイスコーラはウイスキーのコーラ割りをイメージしたアルコール飲料(RDT)だ。NHK朝ドラ「マッサン」で有名になったニッカウイスキーにコーラ分を加え、強めの炭酸で仕上げたという。アルコールはちょっと高めの7%。
日本国内でのコーラRTDの市場は縮小傾向にあり、現在通年で全国販売されているものは若い世代向けのサントリーの「ほろよい コーラサワー」(度数 3%)のみ。高年齢層に支持される高アルコール度数のコーラ系RTDを販売するメーカーはない。このアイスコーラは期間限定ながら、その市場の空白の狙った商品といえるだろう。ちなみに海外では高アルコール度数のものが一般的である。
パッケージにはシズル感溢れるコーラのイラストを背景に、ウイスキー樽とキング・オブ・ブレンダーズを配したグラフィックを採用。裏面の創業者とその妻の写真は朝ドラファンを意識したものだろう。
ウイスキー&度数7%で少し身構えて飲んでみたが、予想外にすっきりとした軽やかな印象に驚いた。後に残るウイスキーの豊かな香りは流石。後味がドライで飲み進むとしっかりとアルコールの存在感が味わえる。軽やかながら骨太な、完成度の高いコーラRTDだった。
販売期間は6月から8月までの予定。
参考
* アサヒ ニュースリリース(2015/5/26) 同時に「ブラックニッカ期間限定クールハイボール」も発売されている模様。
RTDに関する消費者飲用実態調査 サントリーRTDレポート2014 RTDの好みが二分化しているのが興味深い。