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コカ・コーラクリア 試飲レポート

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今や日本は透明飲料ブームまっさかり。ラテや紅茶、乳酸飲料が透明化する中、ついに透明なコカ・コーラまで発売された。「コカ・コーラクリア」を飲んでみた。

コカ・コーラクリアは日本で企画、アメリカで開発された日本市場向けのコカ・コーラ製品。透明な液色と、レモン果汁+人工甘味料のカロリーゼロが特徴だ。6月11日に発売された。

元来コーラは原材料に由来するコラニンにより黒い液色をしていたとされる。しかし現在はカラメル色素で着色しているので、透明にする事は技術的には難しくない。古くは1983年のミラクルアルファを皮切りに、93年のアメリカの透明ブームを背景に開発されたCrystal Pepsi やTaB Clear、最近ではウィルキンソンのdry colaなど枚挙に暇がない。

本品か一線を画するのは、コカ・コーラがコカ・コーラブランドで発売した点だ。Tab Clearの頃に決して使わせなかったフラッグシップブランドを、アジアの一市場向け透明コーラに開放したコカ・コーラのブランド戦略の柔軟さには驚かされる。

パッケージもコカ・コーラのそれを踏襲している。同形状のPETボトルに透明なラベルを使用し、液色の透明感を最大限に演出する。ラベル表の情報も0kcalと果汁1%のみと最小限に抑えられている。

レモンの酸味と風味がしっかりと効いた夏向けの爽やかなコーラ。透明な外観と、コカ・コーラのフレーバーとカフェインのしっかりとした飲みごたえのギャップが楽しい。ただマスキングがイマイチなのか、後味には人工甘味料のくどさが残る。ここまで来たら甘味料を抜いてカフェイン入りフレーバー炭酸水にしてほしかったなぁ。

そして個人的に一番気になるのが、飲んでいる姿がスタイリッシュじゃない点。外観が似すぎているがゆえコカ・コーラのペットボトルに水入れて飲んでるようにしか見えないのだ。奥さん、旦那さんに水筒買ってあげて!

posted at 08:50:50 on 2018-06-17 by NAKAMOTO Shinsuke

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