HERBAL NOTEはその名の通り、香草系のフレーバーをつけたコカ・コーラだ。その香りにはホップやディルシード、シオザキソウ、レモングラスが使用されている。キューバ出身でバルセロナの有名バーDr. Stravinskyのマネージャーを務めるMixologist、ANTONIO NARANJOが本品の調合を手掛ける。エメラルドのかかったグリーンの王冠が印象的だ。
モヒートのようなポップなフレーバーを想像していたが、一口目からレモングラスの爽やかな香りが広がる。涼やかなハーブの余韻の後に、カフェインとホップがコーラらしい飲みごたえを演出する。華やかでありながら軽すぎず、最後はコーラの存在感をしっかり感じることができる。
これまでハーブ系のコーラをいくつか飲んだけれども、ハーブの主張が強すぎるものがほとんどだっだ。本品は柑橘に近いレモングラスを使うことでコーラとのバランスを保ち、香草がコーラの引き立て役に徹している。カクテルの割材とするのが惜しいと思うほど完成度の高いハーバルコーラである。
