日本コカ・コーラは2020年1月20日よりフレーバーコーラ「コカ・コーラ ストロベリー」を期間限定で発売した。飲んでみた。
本品はその名の通りストロベリーフレーバーのコカ・コーラ。昨年のCoca-Cola Peachとは異なり、果汁は使用せずに香料でイチゴを演出している。
プレスリリースでは世界初を謳うが、「コーラ+ストロベリー」のアイデアそのものは古くから存在する。例えば米ペプシコのPEPSI Strawberry burst (1991年)や日本ではサッポロ飲料のストロベリーコーラ(2011年)など。ただ柑橘やチェリーに比べてコーラとのバランスが難しいせいか、いずれも短命に終わっている。最近は他フレーバーとの組み合わせが流行りで、北米でDiet Pepsi Strawberries & Cream やDiet Coke Strawberry Guavaなどが商品化されている。
本品は20~30代の女性や普段コーラを飲まれない層をターゲットとしていて、プレスリリースには「ご褒美のようなぜいたくな味わい」を謳う。ピンクを基調にCola-Colaロゴと炭酸をまとったイチゴのイラストを大きく配置したグラフィックが印象的だ。パッケージは500mlPETのみ。
開封から漂うイチゴの香り。フレーバーが豊かで厚みがあり、しっかりと余韻が残る。コーラの酸味とあいまって、イチゴの後味の雰囲気までうまく再現している。コーラとしての飲みごたえも楽い。ただストロベリーとコーラの相性の問題なのか、どこか人工的でぎこちない印象を受ける。
Coca-Cola PeachやAppleほどの高い完成度はないが、ストロベリー単フレーバーとしては良くできたコーラだと思う。
世界初の「コカ・コーラ ストロベリー」1月20日(月)から期間限定発売 公式プレスリリース。