本品はペプシ史上初となるホットチョコレート味のペプシコーラだ。米国のペプシのプロモーションで配布されたもので、これまで販売はされていない。
本品が発表されたのは2020年12月17日。米ペプシコがTweeter上で「COCOA COLA」（ギリギリだ）として発表し、2021件以上のRetweetがあれば商品化するとぶち上げた。ほどなくこの目標を達成すると、翌年1月28日にこのコーラをペプシの画像または動画を #PepsiCocoaColaのタグでTwitterに投稿した人に配布すると発表。ちなみにこの発表はアメリカのNational Hot Chocolate Dayの1月31日に合わせたものだという。
COCOA COLAという名称は攻めすぎと判断されたのか、最終的にはPEPSI "HOT" CHOCOLATEという名称で製品化された。”HI PEPSI FAN - ”から始まる同梱のカードには "the name has changed a bit but the flavor has not"（名前はちょっと変わったけどフレーバーは同じだよ）と記載されている。
パッケージも印象的だ。クラシカルなシングルドットのペプシロゴの下にはチョコレートとマシュマロのイラストを配する。ペプシブルーのバックのあちこちにココアのブラウンをちりばめたオリジナルグラフィックに否が応でも期待は高まる。配布用のためバーコードはなく、生産量が限られるためかパッケージは印刷ではなくシュリンクフィルムが採用されている。
開封と同時に漂うココアの香り。一口飲むとチョコレートとマシュマロの豊潤なフレーバーが口に広がり、舌にココアのざらつきを感じるほどの再現度。その後満を持してペプシのフレーバーと酸味が現れるが、コーラとココアの風味がうまく溶け合い驚くほど違和感がない。冷たく爽やかなコーラなのにココアの風味に心温まる、不思議な飲み物だった。
サントリーの限定ペプシ的なインパクト重視のコーラだろうと高を括っていたら、その完成度の高さに思わず背筋が伸びた。米ペプシコの技術力の高さを再認識する一品。正式に販売してくれないかな・・・
参照： National TODAY | National Hot Chocolate day過去1月31日にココアに関する何かがあったわけではなく、単に1月寒いしココア飲もうぜ！的なノリ。嬉しくなります。
