本品の発売元は埼玉県の入間ケーブルテレビ。同社は事業の一部として無農薬野菜の工場生産事業「スマイル農場」を運営して、レタスなどの葉野菜を自社で製造・販売している。このベジコーラにはこのレタスやルッコラを用いた加工食品という位置づけだ。
コーラの製造は埼玉県比企郡の飲料メーカー、ときがわブルワリーが担当する。さいたまクラフトコーラの製造元として知らる同社は、桂木柚子をはじめとした柑橘類とスパイス・漢方を組み合わせた独自のコーラレシピに強みを持つ。今回のベジコーラにもクラフトコーラで培ったレシピが投入されている。
パッケージには200mlのガラスボトルを採用。柚子とレタス・ルッコラのイラストをちりばめたやわらからデザインのラベルが印象的だ。
スマイル農場のレタスは照明や育成環境の技術により、えぐみやアクが抑えられていうという。本品は同農場産のレタス3種類とルッコラをシロップ化して使用している。炭酸飲料の原材料欄の「レタス」の文字はなかなか衝撃的だ。
風味豊かな柚子のアタックの後、一呼吸おいてからレタスの風味が溢れる。レタスの爽やかな苦みにルッコラの風味がアクセントになり、しっかりしたボディ感を醸す。レタスの風味は後を引かず、柑橘の酸味とスパイスでキレの良いコーラにまとまっている。さいたまクラフトコーラに比べ柑橘感が控えめな分、スパイスの余韻を楽しめる。苦みを楽しむ、大人向けのクラフトコーラである。
話題性だけでなく中身もしっかり作りこまれたコーラであるが、惜しむらくは冷やしすぎるとレタスの風味が薄くなる点。レタスの風味を楽しむために敢えて冷やしすぎずに飲むことをお勧めしたい。
入間ケーブルテレビ スマイル農場/a> スマイル農場の公式サイト。こちらのネットショップでVEGE COLA(’瓶入り/シロップ)を購入可能。