本品はコカ・コーラの開発プラットフォームCoca-Cola Creationで開発された限定コーラの第二弾。今回のフレーバーは「ピクセル」で、前作の「宇宙味」Coca-Cola Starlight以上に味が想像できないと話題を呼んだ。
公式ニュースリリースによると本品は「史上初めてメタバースで生まれた風味のコカ・コーラ(first-ever Coca-Cola flavor born in the metaverse)」だという。Coca-Colaは現実世界に先駆けて今年4月にオンラインゲーム「Fortnite」内の特設の島で本品を先行発売している(註)。北米では5月2日よりCoca-Cola CreationサイトでのLimited Edition Specialty Boxのオンライン販売を開始。5月23日には中国でも発売した。
北米で発売されたLimited Edition Specialty Boxはゲームの世界観をデザインしたボックスで、Coca-Cola Zero Sugar Byte2缶と説明書、ロゴステッカー、ARゲームへのアクセスが含まれる。25,000個のみの限定商品だが、1個$14.77という強気の価格設定のためか6月13日時点でもまだ在庫が残っていた。
パッケージには紫をベースにしたオリジナルのグラフィックを採用。ドット絵風のロゴとパースのついた3D空間のデザインがどこかノスタルジックな印象を与える。中央にはCoca-Cola CreationsのロゴとPixel Flavoredの文字が目を引く。甘味料はアスパルテーム・アセスルファムK・スクラロースの3種混合。カフェイン量は34mg/12 FL OZと他のCoca-Cola Zero Sugarと同水準だった。
初めにふわっと広がるベリー系の風味。次にどんなピクセルの味が来るか・・と身構えていたが結局何も来なかった。後味が強くない分、アスパルテームの風味が尾を引く。このピクセルの味を何かに例えるとしたら、暫く嚙んだ後のブルーベリーガムだろうか。
マーケティングコンセプトを主眼に置くCoca-Cola Creationsの製品だけに、このコーラの風味がどうピクセルなのか論じるのは無粋というものだろう。むしろむ8-bit機のグラフィックのような本製品のデザインがCreationsがターゲットにするZ世代にきちんと刺さったのかのほうが気になる。
註: 同時にメキシコ等の一部ラテンアメリカの地域でも限定販売されている。
Coca-Cola Creations Gaming Inspired Coca-Cola Zero Sugar Bytesコカ・コーラ公式プレスリリース
BYTE | Coca-Cola Store Zero Sugar BytesのスペシャルボックスやTシャツを販売。残念ながら日本からは購入できない模様。