大阪・関西万博に先立ち3月25日に関西限定で発売されたペプシコーラ「ペプシ PEACH ZERO」。飲んでみた。
ペプシ PEACH ZEROはその名の通りゼロカロリーのピーチフレーバーのペプシコーラ。発売元のサントリーグループは大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業プラチナパートナーで、本品は万博の公式ライセンス商品の位置づけだ。パッケージにはクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」とコラボしたオリジナルイラスト採用、ロゴ下には「関西限定」の文字が光る。
ゼロカロリー+ピーチのコーラとしては2024年にコカ・コーラがCoca-Cola Zero Peachを発売しており、コンセプト的には新しくない。ペプシ Zero Peachの特徴はフレーバーに人工香料ではなく白桃ピューレエキスを使用している点である。このため本品は無果汁ながら「アレルゲン もも」の表示がある。
飲み口に桃の豊かな風味がぱっと広がり、そのあとスッと切れてゆく。ピューレエキスを使用しているためか香りが上品で、桃の雑味までしっかり再現されている。酸味は控えめで後味はスッキリ。やや人工甘味料感が残るものの、塩が後半をしっかり引き締めている。
サントリーは本品の開発背景として、1970年の大阪万博で同社が日本初の缶入りローヤルクラウンコーラを販売していたことを挙げ、今回の万博でオリジナルコーラを発売することの意義を強調する。半世紀を隔てた二つの缶を並べてみるとパッケージ技術の進歩とともに、コーラを取り巻く環境の変化を実感させられる。