コーラ白書
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北米低カロリーコーラ市場に変革の兆し

今シーズン,北米では低カロリーコーラを巡る新たな戦いが始まろうとしているようだ。

米ペプシコは,甘味料をスプレンダ(スクラロース)に変更し,デザインも刷新したPEPSI ONEを4月から発売する(ニュースリリース)。また,オンライン各紙(例えばWFMY)の報道によると,これまでのレギュラーコーラ中心の宣伝広告から,低カロリーコーラを中心としたものに転換するようである。

一方米コカ・コーラは,レギュラーコーラを旗艦とする戦略にこそ変化はないものの,4月にはDiet Coke sweetend with Splenda,6月にはCoca-Cola Zeroの発売を予定。低カロリーコーラ市場においても譲らぬ構えだ。

突然ヒートアップした北米の低カロリーコーラ市場であるが,その背景には北米で健康指向がさらに高まっていることが透けて見える。肥満,生活習慣病に対する意識が向上したことは言うまでもないが,両者共にスプレンダ使用(アスパルテーム不使用)を強調した商品を用意したところから考えて,人工甘味料を巡る言説にも何らかの動きがあったものと考えられる。

posted at 18:21:48 on 2005-03-24 by NAKAHASHI Ichiro

コメント

ゆう (2005-07-17 00:56:03)

UCCのジョルトコーラって市場地位別に考えるとチャレンジャーですか?それともニッチャーですか?

ichiro (2005-07-20 00:00:23)

Off-topicな話題なんですが,一応お答えします。「UCCの」JOLTは当時の空気といい,宣伝広告の規模といい,チャレンジャーだったと言えるのではないでしょうか。

ただし,現時点における北米のJOLTはニッチ市場を狙っています。

ゆう (2005-07-24 00:29:48)

チャレンジャーとして考えると、ジョルトコーラはどんなマーケティング戦略をとったんですか?