ベリタ通信によると、コロンビアの先住民がコカインの原料として知られる「コカの葉」を原料にした炭酸飲料を発売するらしい。
記事によると、この「コカ・セック(太陽のコカ)」はコカの葉の抽出物を含んだ金色の炭酸飲料。南米で金色といえばINCA KOLAを連想するが、こちらはレモネードとジンジャエールをあわせたような味らしい。コカの葉の抽出物はごく微量しか含まれないため、中毒になることはないとしている。
このコーラを発売するパエセス先住民の責任者は、本品をコカ・コーラの帝国主義への挑戦とポジショニングしている。反米反コカ・コーラを掲げる炭酸飲料はイスラム圏のメッカ・コーラなどが有名だが、南米でもアメリカの風当たりは強くなっているようだ。
この記事の興味深いのは、コロンビアジャーナルからの転載として、コカ・コーラが特別許可を得てペルーからコカの葉を合法的に輸入していると報じているところだ。
コカ・コーラは1903年にコカインの使用を中止したが、今でもレシピの中に"Decocainated Coca Leaf" (脱コカ処理したコカの葉)が含まれると言われている(註)。 これまでその裏づけとなるものはほとんど無かったが、この記述が本当であれば7Xについての重要な情報となる。
(註1) For God, Contry and Coca-Cola(Mark Pendegrast著) 432頁
参考