アトランタでコカ・コーラが誕生して今年で120年。日本コカ・コーラは旗艦ブランド「コカ・コーラ」の120周年を全面に押した06年のキャンペーンを開始した。
先陣を切ったのが、2月に一部地域で発売された復刻250ml缶。1965年に発売された日本の初代缶のグラフィックを採用したもので、ダイヤモンドと縦書きのカタカナロゴが再現されている。(蓋は流石にフラットではなく、「コークと呼ぼうコカ・コーラ」も入っていない。残念)裏面にはホブルボトルとリボンを組み合わせた120周年記念用のアイコンが「愛されて120周年」のキャッチと共に配置されている。
このアイコンは2月下旬より公式サイトにも登場、近日中に"Special コンテンツ"が公開されるという。
またFujiSankei Business iによると、日本コカ・コーラは2月の事業戦略説明会で「コカ・コーラを中心にした炭酸飲料の復権」を目指すと発表。「コーク、プリーズ」をキャッチフレーズとし、コークエキスポという試飲会を全国で展開するという。また4月には歴史的なポスターをデザインした350mlの記念缶を発売する。
コーラ市場は今後、嗜好の多様化や少子化に伴い緩やかに縮小していくと予想されている*1。120周年の節目(なのか?)にコーラが清涼飲料市場に復権し、消費量の減少に歯止が掛かることを期待したい。
参考
1)人口減を勝ち抜くためのChallenge2015 Data Book」(日刊経済通信社) より