PEPSI Jazzシリーズは甘味系の2種類のフレーバーを組み合わせたコーラ。現在Dietのみの展開で「ストロベリーアンドクリーム 」と「ブラックベリー・フレンチバニラ」の2種類が上梓されている。
柑橘系などの酸味系フレーバーを得意とするペプシがコテコテ甘味系コーラをリリースした背景には、他の清涼飲料メーカーの動きがある。コカ・コーラは今年の春からVanilla Cokeの後継として「Black cherry and Vanilla」を発売。またDr Pepperも今年に入って「CHERRY VANILLA」と「BERRIES & CREAM」をリリース。俄かにコテコテ甘味飲料市場が活気付いた。今回のペプシのラインナップも両社の模倣という印象は拭えない。
「Diet Pepsi Jazz Strawberry & Cream」は文字通りイチゴとクリーム味のペプシで、どこかサクマ製菓の「イチゴミルク」を髣髴とさせる。フレーバー自体はそれほど強くないものの、人工的なフレーバーが災いしてか飲み進むとくどくなってくる。ベースがダイエットタイプのためコーラにボディ感がなく、全体的にアンバランスな印象だった。アスパルテームの後味をフレーバーでうまく隠せているのが救いだ。
「Diet Pepsi Jazz Blackberry French Vanilla」は、ライバルのコカコーラと同じフレーバーの組み合わせ。チェリーが柔らかく、バニラは弱い。飲んだ後にすぐ香が散ってしまうのが残念である。レギュラーとダイエットとの差を差し引いても、あのBlack Cherry and Vanilla Cokeの乱暴なまでの強烈なフレーバーには遠く及ばない。こちらはやや人工甘味料の後味が残った。
2つともいかにも急造したという印象で、残念ならが完成度が高いとは言い難かった。今後の展開は明らかになっていないが、個人的にはオリジナルフレーバーのレギュラーバージョンに期待したい。
参考
銀鏡反応 (2006-10-22 17:59:19)
坂上田村麻呂 (2007-01-17 12:04:59)
ダジャレおじさん (2007-01-17 12:12:42)
アメリカでもこの手の味が果して受けているのでしょうか??