日本コカ・コーラは11月13日よりチェリー味のコカ・コーラ「Cherry Coke」を電撃復刻した。日本でCherry Cokeが発売されるのは1985年以来21年ぶり。
今回は350mlと500mlボトル缶での発売だが、興味深いのは21年前と同じロゴとグラフィックが採用されている点だ。国内ではCokeの呼称は一般的ではないが、本品では当時と同じcherry Cokeの名称を使用。また太さを徐々に変えた赤い横じまのグラフィックは85年に日本とアメリカで使われていたもの。米国のCherry Cokeは既に何世代もグラフィック更新を重ねており、本品とは全く違うデザインである(→比較)。
米国製Cherry Cokeの暴力的なまでのフレーバーには及ばないが、チェリーの香りは比較的しっかりとしていた。砂糖を使っていないため甘さが単調になってしまっているのは少し残念だ。出来れば日本のコカ・コーラにチェリーフレーバーを付けて欲しかった。
特に数量限定等のメッセージはないが、日本コカコーラにCherry Cokeを日本市場に定着させようとする姿勢は薄い。今回あえてアメリカの最新グラフィックを採用せずに旧デザインに走ったあたりには昭和懐古趣味の香りすら漂う。セブンアンドアイ限定の「復刻ファンタ」みたいにならないといいんだけど。
参考