コカ・コーラは緑茶フレーバーのダイエットコーラ「コカ・コーラプラスカテキン」を発表した。6月8日より全国で発売する。
「コカ・コーラプラスカテキン」はコカ・コーラ社の「Coca-Coca Plus」(註1)ブランドの第二弾。緑茶フレーバーに加えカテキンを配合したノーカロリータイプのコーラである。
限定生産ではないようで、正式なラインナップ商品として(暫くは)生産される可能性が高い。
緑茶とコーラの組み合わせは本品が史上初というわけでなく、過去にアメリカのThe Healty Beverage Company社がSteaZ Sparkling Green Tea ColaとDiet Colaを発売している。また一部のニューエイジ系コーラで原材料に緑茶が使われており、相性は決して悪くない。日本コカ・コーラの技術力を考えるとかなり期待できそうだ。
葉っぱをモチーフにしたシンプルなパッケージを見ていると、どうしても先週発表されたサントリーの「ペプシしそ」を連想してしまう。本品の発表、発売のタイミングをみるに、話題性の高いライバル新製品に多少なりとも「ぶつけてきた」のだろう。類似製品ではなくCoca-Cola Plusブランドを使って若干軸を外すあたりがコカ・コーラらしい。(註2)
俄かに「和風対決」の様相を呈する今年の夏コーラ戦線。どちらに軍配が上がるのか楽しみである。
註1:Coca-Cola plusはCoca-Cola Lightの流れを汲む20〜30代女性向けダイエットコーラブランド。ノンカロリーだけでなく栄養素もプラスするというコンセプトで、第一弾は今年1月発売のビタミンC入り「Coca-Cola Plus」。
註2:コカ・コーラはダイエットペプシがブレイクしたときにTaB Colaで対抗した。またPEPSI Twistがブレイクしたときには敢えてダイエットのレモンフレーバーコーラ(Diet Coke with Lemon)を投入。ペプシの後追いと思われるのをコカ・コーラはとても嫌う。
参考