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JOLT POWER COLA 試飲レポート

ジョルトコーラといえば日本では懐かしい名前だが、北米では何度かの変遷を経て現在でも生き残っている。現在販売中の「JOLT POWER COLA」を入手したので、飲んでみた。

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JOLTは刺激的なコンセプトを武器とするロングセラーのコーラ飲料であったが、エナジードリンクの台頭とともに業績が悪化。2009年には連邦倒産法第11章を申請し、大幅なブランドの見直しが行われた。現在ジョルトブランドはエナジードリンク「JOLT ENERGY」として再編され、本品はその中のコーラフレーバーという位置付けとなった。

一時期は1缶$2だった強気の価格設定は、現在は99セントに抑えられている。パッケージは発売当時話題となった電池型の「バッテリー缶」から、Red Bullなどと同じ355mlロング缶に変更されている。

原材料にはタウリン・ガラナ・高麗人参とビタミンB類という、今風のエナジーコーラの成分が並ぶ。甘味料は高果糖液糖で、カフェイン強化の表記もなくなり、昔のジョルトコーラの面影は残っていない。

しっかりしたボディ感のあるエナジーコーラで、特にタウリンの風味が強め。ガラナと高麗人参はやや控えめで、全体的にバランスのとれた飲みやすいコーラに仕上がっている。エナジーコーラとしては悪くないが、ジョルトコーラと期待して飲むとガッカリするかも。

ジョルトが時代の先端を走っていた頃を知る身としては寂しいかぎりだが、これも時代の流れなのだろう。

  • 参考

Jolt Energy Drink 公式ウェブサイト コーラ白書DB Jolt Cola (1985-2004) コーラ白書DB Jolt Cola (2005-) 再栓可能なバッテリー缶を採用

posted at 23:43:32 on 2012-02-05 by NAKAMOTO Shinsuke

コメント

オリゴミンC (2012-05-02 20:55:50)

ジョルトコーラと言えば、日本ではUCCがビートたけしをCMキャラクターに起用して大々的に販売を試みるも転けてしまった印象が強い。
因みにビートたけしがCMに携わった商品はことごとくコケるというジンクスがある。古くはサントリーバイオミンXが記憶に残っている。

nakamoto (2012-05-05 23:33:06)

オリゴミンCさま

ビートたけしのCM、懐かしいですね。プレミアムコーラの先駆けとなったジョルトが、日本では色モノと扱われてしまったのはあのCMの影響が強かったのかもしれません。

トヨタが順調であることを祈りましょう。