米コカ・コーラは3月1日より新製品「Coca-Cola with Lime」を発売した。
ライムはコカ・コーラに元々入っているフレーバーの1つで、その相性の良さは折紙付き。ライム成分を強化したコーラの歴史は古く、1900年頃の文献に既に「Lime-Cola」というコーラが登場している。
また昨年春にコカ・コーラが「Diet Coke with Lime」を発売、あまりブレイクしなかった事は記憶に新しい。
今回のCoca-Cola with Limeはそのレギュラー版。コカ・コーラレッドとライムの鮮やかなグリーンを組み合わせた、ヴィヴィッドなパッケージが印象的だ。まだ飲んでいないが、この組み合わせであれば不味いはずはないだろう。
だが本品がブレイクするかとなると、かなり疑問が残る。
これまで柑橘系Dietにこだわりつづけた同社(註1)にとって、今回の発売は不自然。Vanilla CokeやC2のような発売イベントもなく、どこかやっつけ的な雰囲気がある。市場の反応も盛り上がりに欠け、短期的な売上を伸ばすためとの見方が支配的のようだ。
現在のところ国内での発売予定はないとのこと。入手出来次第報告したい。(多分思ってるのと同じ味だけど)
[註1]これまでコカ・コーラは柑橘系フレーバーについては、人工甘味料との相性を理由にDiet Cokeのみに使用していた。一説にはTwistで先行したペプシの「二番煎じ」と言われるのを嫌がった為だと言われる。