杭州娃哈哈集団有限公司(英語名「Hangzhou Wahaha Group Co., Ltd.」)という愉快な社名にだまされてはいけない。成長著しい中国市場でCoca-Cola、PEPSIと共に「中国三大コーラ」に名を連ねる精鋭企業である。
非常可楽の発売は1998年。社長の宗慶後氏が自らリアカーで売り歩くところから初め僅か8年足らずで中国を代表するコーラに成長した、まさにチャイニーズ・サクセスストーリーの象徴のようなメーカーだ。農村部の低所得層をターゲットにして成功したマーケティング手法は、毛沢東主席が提唱した「農村から都会を包囲する」戦略と重なると指摘する声もあるほど。
中国のコーラとしては珍しいサッパリした味わいで、はっきりいって旨い。後味に微かに残る酸味はレモンのものか。砂糖と溶性サッカリンを併用した珍しいタイプのコーラであるが、サッカリンのくどさはあまり感じられなかった。コーラとしての味が濃く、原液の薄い昔の中国のCoca-Colaよりずっと出来が良い。
ちなみに裏面の英語表示では名称が「Future Cola」になっている。英語名は「非常」の発音「フェイチャン」から来ているのだろう。