コーラ白書
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番外編:色々炭酸化してみよう

せっかくの炭酸化装置をコーラ作りだけに使うのはもったいない。ということで、冷蔵庫にあるもので色々試してみた。なおここからは製品の保証範囲外、自己責任ワールドだ。

 

炭酸化させる対象として、以下の3種類をセレクト。他にも色々試したかったが、構造上炭酸化には1リットルが必要な点で選択肢が狭まった。

先鋒は、果汁100%ジュースのポンジュース。日本を代表する誉れ高きみかんジュースに容赦なく炭酸ガスを吹き込んでやるのだ。愛媛のみなさん、ごめんなさい。

よく冷やしたポンジュースを専用PETボトルに移し、JET君セット。炭酸ボタンを押すと、激しく泡立つポンジュース!圧力をリリースするとはげしく噴き出し、あたり一面がポンジュースだらけになってしまった。やはり加糖液体のカーボネーションは難しいのか。

あまり大惨事に慌て過ぎてピンボケに。

思わぬ反撃にたじろきつつとりあえず周辺を掃除。その後、心を落ち着けて炭酸ポンジュースを一口飲んでみると・・・なにこれ美味しい! ほどよい炭酸が付加されつつも、ポンジュースの100%の濃厚な味わいはそのまま。この感覚は新鮮だ。

 

 


 

次にUCCのコーヒーでトライ。無糖タイプなので、ポンジュースのような激しい泡立ちは見られず、やんごとなく炭酸化が完了した。炭酸で表面がうっすらと泡立ち、アイリッシュビールのような雰囲気を醸し出す。

しかし飲んでみると・・・うーん。なんか苦い炭酸水といった印象。コーヒーの香りと炭酸の刺激のディスシナジーというか、普通に美味しくないというか。

やはり炭酸は砂糖が入っていないと駄目なのか・・・

 


 

最後に試したのは炭酸カツオだし。「だし極まる、プロの技」と銘打たれたミツカンの追いがつおつゆ(2倍濃縮タイプ)だ。

中身をPETボトルに全て注ぎ、さらに水を足して1リットルにする。これをジェット君に取り付けスイッチを押すとカツオだしに激しく炭酸が吹きこまれる。3度ほど作業を繰り返してPETボトルを取り外すと、「プシュッ」という音とともにカツオの香りが広がる。なんかテンション上がってきた。

泡立つカツオだしをグラスに注いでみた。やや赤みがかったブラウンの液色は、ぱっと見コーラにしか見えない。

恐る恐る飲んでみる。若干脳が混乱して評価まで時間がかかったものの、結論は「アリ」だった。カツオだしに炭酸の刺激が加わり、新しい不思議な味わいを醸し出している。2倍希釈だとやや塩辛いが、蕎麦湯の容量で薄めていけば普通に飲めそう。カツオだしの新たな可能性を感じる一品だった。


 

ただしソーダストリームの構造上炭酸ノズルが固定されており、清掃が大変。水以外のものを炭酸化する時はくれぐれも自己責任で。