Coca-Cola light（日本）

1984年に発売された低カロリータイプのCoca-Cola。

1982年に発売されたDiet Cokeはアメリカでは大ヒットしたが、日本人にはその人工甘味料の味質が嫌われる傾向にあった。日本コカ・コーラは国内向けに味とカロリーを両立させた新タイプのコーラの開発に着手。その結果誕生したのが果糖と人口甘味料を組み合わせたこの「低カロリーコーラ」である。100mlあたり12kcalという中庸的なCoca-Colaは世界的に見ても珍しい。

まったく新しい試みだったためか、本製品は発売後に何度かマイナーチェンジを行っている。またグラフィックも度々更新され、この頃の同一製品としては類をみないほどのバリエーションが生まれた（初期と後期では味がかなり違うようだが、賞味期限が短く比較が困難なため区別しないことにする）。［→缶の変遷・準備中］

果糖が人工甘味料の後味の悪さをカバーして、当時のダイエット系コーラとしては抜群の飲みやすさだった（ただし、当時のダイエットコーラは非常に不味かったことを付け加えておく）。

15年にわたるロングセラーとなった本品だが、99年にDiet Coca-Colaの国内再発売に合わせて生産終了となった。