Virgin Cola（日本 98-09）

99年春ついにVirginがポッカと提携、本格攻勢を開始した。

事の起こりは98年秋。まるで平家のように南下していたVirgin Colaは最南端・沖縄で新たなパートナー・沖縄サンポッカと出会う。独自色の強いサンポッカと提携したヴァージンは沖縄でのキャンペーンで地固めに成功すると、99年春には本土への凱旋を果たした。

また99年4月には渋谷で巨大自販機を使った発売記念イベントを開催。当時の谷田会長に加え、ヴァージングループ会長Richard Branson氏がコーラ缶の着ぐるみ姿で登場するなど、かなり気合が入っていた。

デザインも98年春から一新され、ロゴの訴求力がアップ。裏面はフリースペース的に使用され、発売当初には「私流にいえばヴァージンコーラは世界で最高のコーラです」という微妙な会長のコメントが載っていた（09年頃にはVirginグループの広告に置き換わった）

この提携によりVirgin Colaはポッカの自販機で購入できるようになった。またVirgin CinemaやVirgin Record（共に日本撤退）など、ヴァージングループの店舗でも購入することができた。

飲んでみて驚いたのだが，過去のVirgin Colaのアンバランスさが解消され，すっきりとまとまったコーラになっていた。レモン系の柑橘の香り付けがしっかりとしてあって、夏場でも飲みやすい爽やかなコーラである。

09年3月に味とパッケージがリニューアルされた。