Diet Coke Cherry／Diet Cherry Coke

アメリカで発達した「ダイエット」と「チェリー」という2つの概念を揃えた、この国を象徴するようなコーラ。Cherry Coke文化圏でもダイエット版をラインナップするところは米国を除いてほとんどない。

甘味料はアスパルテーム・アセスルファムK混合。チェリーコーラはチェリーシロップを使うため通常オリジナルよりカロリーが高くなる傾向にあるが、本品は見事に0kcalに押さえ込んでいる。

86年の発売よりCherry Cokeのダイエットバージョン「Diet Cherry Coke」と親しまれてきたが、2005年のコカ・コーラのポートフォリオ刷新でDiet Cokeのファミリーに位置づけられ、名称が「Diet Coke Cherry」になった。現在この製品の情報はDiet Cokeのウェブに掲載されている。

チェリーと甘味料との相性が悪いのか、なんだか全体的に落ち着きがない。コーラのフレーバー自体が弱く、強いチェリーの風味を十分支えきれていないような印象を受けた。アセスルファムKの使用で後味はかなり改善されてはいるが、それ以上にアンバランスさが残ってしまう。シトラス系のダイエットコーラとの相性のよさとは対照的である。

オリジナルがあれだけ旨いだけに残念である。