RC EDGE

「インダストリアル・ファースツ（業界初）」戦略で有名なRCコーラが、1998年に他社に先駆けて発売したエナジータイプのコーラ飲料。

RCコーラをベースに、インディアンジンセン（高麗人参の一種）とタウリンを使用している。近年のエナジードリンクブームでこれらの成分は当たり前となったが、当時としては異例の原材料で話題を呼んだ。

またRC EDGEは米プロレス団体WWFとタイアップでキャンペーンを展開した。コーラ飲料は野球やフットボールといった万人受けするスポーツのスポンサーになることが通例だったが、EDGEが敢えてニッチでコアなファンを持つプロレスリングを選んでいるのが興味深い

RC特有の柔らかな甘さそのままで、後味にかなり強烈に高麗人参が残る。高麗人参を使ったコーラの多くには荒削りな部分が目立つが、本品は強い個性の中にもRCらしい上品さが残る。やはり育ちの良さは隠せないのかも。

RC EDGEは短期間で生産終了になったが、ジンセン・タウリンなどの「エナジー成分」の使用やエクストリームスポーツ戦略など、後のエナジードリンクに与えた影響は大きい。