PEPSI FREE

ペプシ史上初のカフェインフリーコーラ。

70年代後半よりアメリカでは食品健康ブームが過熱し、カフェインを気にする消費者が急増。これを受けてペプシはカフェイン抜きコーラの研究を進め、1981年にテストプロダクトとしてリリースしたのが本品である。これが高評価だったことから83年には全米での発売に踏み切った。ちなみに世界初のカフェインフリーコーラはロイヤルクラウンのRC100（1980年）。

PEPSIには珍しい赤を基調にしたデザインで、直線的でスピード感のあるロゴが斜めに入る。曲線を用いた柔らかい初期のものとは、基本配色が同じながらずいぶん印象が違ってくる。83年はペプシがマイケルジャクソンと契約し大々的なキャンペーンを展開した年でもあり、デザインもよりとんがった方にシフトしたのかもしれない。［→缶の変遷］

1988年に「CAFFEINE FREE PEPSI」と改称され、現在に至る。味についてはそちらを参照のこと。