コーラ乳酸菌飲料(2005)

2005年春に一陣の風のように現れ、コーラファンの度肝を抜いた無炭酸コーラ。発売元はピルクルなどの乳性飲料で有名な日清ヨークである。

本品は平たく言えばコーラフレーバーを付けた乳性飲料である。無炭酸のため、ピルクルと同じ350ml牛乳パックに入っている。パステルブラウンのパッケージにカタカナの「コーラ」のロゴは、アメリカナイズされたコーラに慣れた目にはあまりにも新鮮。取り扱い注意の「要冷蔵」や「よく振ってからお召し上がり下さい」にはカルチャーショックさえ覚える。

これまで乳酸飲料＋コーラの試みとしては、カルピスの「CALPIS SODA COLA」や「やわらかCALPSI SODA COLA」などがあるが、無炭酸ものはおそらく日本初。紙パック入りも東欧で一部見られる程度で、世界的に見ても非常に珍しい。

味は基本的にはピルクルだが、最後にコーラのフレーバーが残る。ただこれもかなり薄く、味だけでコーラと分かるかは微妙なところだ。

ちなみにキャッチコピーは「飲んでみて、おいしくてビックリ　思わずだれかに教えたくなる不思議なドリンクです」。「おいしくて」の部分に議論の余地はあろうが、誰かに教えたくなる不思議なドリンクであることは間違いない。

翌2006年にレモンフレーバー、また2012年にはL・カゼイ菌入りのコーラ乳酸菌飲料が発売されている。