Coca-Cola Orange Vanilla

2019年2月25日に北米で発売されたCoca-Colaのフレーバーコーラ。レギュラー（本品）と同時にZero Sugar版もリリースされた。

本品の特筆すべきは、甘く柔らかなバニラと爽やかなオレンジという、ややもすれば相反する二つのフレーバーを組み合わせた点だ。これまでバニラ＋チェリーなどの「こってり奇系」の組み合わせはあったが、このクリームと柑橘系の組み合わせは珍しい。

パッケージはCoca-Colaのグローバルデザインを踏襲し、ブランドカラーの赤にオレンジを組み合わせたデザイン。ロゴ下のオレンジスライスのイラストが目を引く。

まずジューシーで甘酸っぱいオレンジフレーバーが口いっぱいに広がり、一呼吸おいてずっしりとバニラの風味がやってくる。口の中で渾然一体となる二つのフレーバーは新鮮ながら、昔食べたオレンジアイスのようなノスタルジックな味。華やかなフレーバーに負けない飲みごたえもあり、満足感の高い逸品だ。

コカ・コーラのフレーバーはほとんど感じられないが、もはや些細な問題だ。オレンジとバニラの奏でるシナジーを楽しむコーラである。