青い富士山クラフトコーラ

2022年12月18日に発売された地域限定のクラフトコーラ。富士山と言えば静岡県・木村飲料の「富士山頂コーラ」がご当地コーラの先鞭をつけたが、今回は富士山プロダクト（株式会社フォネット）が山梨側からクラフトコーラで参戦した格好だ。

本品の特筆すべきはその富士山ブルーの目の覚めるような鮮やかな液色だ。富士山プロダクトは「青い富士山カレー」など富士山にちなんだ青い商品を開発しており、本品はその第6弾にあたるという。品質保持のため褐色の瓶に入っているので、まずグラスに注いで色を楽しんでから飲むことをお勧めしたい。

本品のフレーバーは生スパイスではなくミックススパイスエキスと香辛料抽出物が使用しされていて、沈殿のないクリアコーラに仕上がっている。製造はこどもびぃるで有名な佐賀県の友桝飲料が手掛ける。

ナツメグやコリアンダーによるクラフトコーラらしい風味はあるが、エキス使用のためかスパイス感はやや物足りない。ジンジャーとトウガラシはしっかり効いていて、舌と喉がヒリヒリするほどの刺激感。酸味はまろやかながら存在感がある。甘みもそれなりにあり、ドライというよりはハードな印象を受けた。爽やかな液色とのギャップが大きい。

本品の価格は一瓶330mlで777円と、日本人が日常的に楽しむには厳しい価格設定だ。お土産やインバウンド需要をターゲットにした商品なのだろう。