中本 晋輔 ボトルキャップの終焉以降、コーラのオマケとして主役となりつつある食玩。景品表示法に縛られないため景品に上限が無く、既にコーラ必要なくね?と思わせる豪華オマケがついたパッケージがコンビニの棚を賑わせている。 そんな中、セブンイレブンが期間限定でPEPSI NEXとCoca-Colaのスペシャルパッケージを立て続けに発売し話題を呼んでいる。今回はセブンイレブンでの熱い対決を取り上げる。
★ ★ ★ サントリーは07年10月31日に『ペプシネックス ホットウィールセット』をリリース。熱狂的ファンを持つ米Mattel社のミニカーブランド「HOT WHEEL」と、今や日本におけるペプシのフラッグシップであるPEPSI NEXとのコラボレーションだ。 ラインナップはHOT WHEELシリーズの人気モデルをベースにしたNEXオリジナルバージョン。「Bone Shaker」「Straight Pipes」「Purple Passion」「Mad Propz」「Dairy Delivery」「Super Tsunami」「Backfdaft」「Hiway Hauler」の全8種類が用意されている。イカれたデザインのファンタジーカーやクロームの効いたプロペラ機など、どれもアメリカ西海岸的なテイスト全開のデザインだ。
流石ミニカー専門メーカーが作成するだけあって、その完成度はかなり高い。写真のBone Shakerの場合、シャシとボディは剛性の高いダイカスト製。またタイヤなどの可動部も遊びが少なくカッチリと作られている。フロントグリルの髑髏や内装はクロームを模した樹脂+装飾メッキ仕上げ。シャシの裏には「Made for PEPSI」のエンボスが光る。 パッケージはPEPSI NEXの500mlPETとミニチュア、ステッカーのセットで、お値段548円。限定発売ながら数量は50万セットと比較的多く、年末でもいくつかのセブンイレブンで入手が可能だった。 ★ ★ ★ 一方日本コカ・コーラは12月27日より『コカ・コーラ リモコンカーCOLLECTION』を発売。食玩にリモコンカーが登場という衝撃的な内容に発売前からかなり話題を呼んだ。 リモコンカーCOLLECTIONは「A. 1930年代 デリバリートラックルーフタイプ」「B. 1940年代 デリバリーバンタイプ」「C. 1970年代 デリバリーバンタイプ」「D. 2007年 デリバリートラックタイプ」の全4種。赤外線を使って付属のコントローラーで前後と左右に操作が可能。コントローラーがそれぞれの時代の自販機を模しているのがちょっと嬉しい。
A〜Dでそれぞれバンドが分けられていて4種類同時走行できるので、みんなで持ち寄って遊ぶなんてことも可能。通信可能距離は2m程度だが、遮蔽物のないところではレスポンスよく走らせることが出来た。また裏面のねじを外せば電池の交換ができるのも嬉しい点。ボディはABS製でスイッチ等の作りは安っぽいが、798円でリモコンカー(+コカ・コーラ500ml)を作ってしまった事は驚きである。遊んでいるうちにちょっと夢中になってしまった。 ★ ★ ★ 今回のCoke vs PEPSIは引き分けとしたい。インパクトではコカ・コーラのリモコンカーに分があるが、ミニチュアの完成度ではHOT WHHELが抜きん出ていた。250円の価格差を考慮に入れると、どちらとも優劣付けがたいと判断した。 今回のコレクションはどちらも限定発売品。店によっては並べて販売されているところもまだあるようなので、興味のある方はお早めに購入を。 ■関連記事/サイト |