|
コーラRTD(アルコール飲料)2026年も年率成長率5%前後を維持すると見込まれるアルコールRTD(Ready to Drink)。レモンや果実・無糖RTDが需要を牽引する中、大手メーカーからのコーラフレーバーの通年新製品の発売はなく昨年5月時点と同じ顔ぶれとなった。
アルコール度数9%の「ストロング系」の麒麟特製コーラサワーはコスパや酔いを重視するハード層をターゲットにする。ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガーは昨年5月の刷新で度数を5%に下げ、味わいやブランドを重視するよりマイルドな消費者への訴求を明確にした。停滞するカテゴリーで大手二社ががっちり棲み分ていて、新規参入が難しい状況である。 低アルコールRTDではマーケットリーダーのサントリー「ほろよい」は期間限定フレーバーを発売しているが、ここ1年でコーラの商品は発売されていない。このカテゴリでは合同酒精が「昔懐かしいコーラフロートサワー」(度数3%)の通年販売を維持している。 かつてはチューハイの定番だったコーラも、市場の変化に伴い現在ではニッチなフレーバーの位置づけとなった。 低成長やコストの増加、自販機ビジネスモデルの行き詰まりなど様々な課題を抱えるコーラ市場。中東の不安定な情勢が長引けば今後その影響も避けられないだろう(来年の今頃には白黒パッケージのコーラが見られるかもしれない)。厳しい状況が続く中、各社はより標準的な商品の開発に力を入れ守りを固める傾向が見られた。 今後も各社の知恵を絞ったコーラのポートフォリオ戦略に注目していきたい。
<参考>
|
||||||||||||||||||||||