Topics! Feb. 3, 1999
1996年、夏。米国ワシントン州シアトルに遊びに来ていた私はダウンタウンに向かう途中一軒のコンビニに立ち寄った。
いつものように飲料の棚に向かいざっと見回したとき、棚の隅にそいつはいた。目立たない処に押しやられていたそいつは、しかし強烈にその存在を主張していた。名前、デザイン、独特のフォルムのボトル、ドイツ語表記など、今まで見たどんなコーラとも違う。「只者ではない」と戦慄に近いものを覚えながら私はそいつを2本手に取り、レジに向かった。翌年、その味と強烈な印象が忘れられなかった私は再度同じコンビニに行ってみたが、もうそいつの姿はなかった。そいつの名はafri colaという。
コーラ白書プロジェクトが動き出しコーラについて様々な情報が集まれば集まるほど、afri-colaの存在は際立った。とりわけ我々の興味を引いたのはJolt Colaを凌ぐカフェイン含有量であった。Caffeine FAQにはafri1本あたりに含まれるカフェイン量「100mg?」とある(Joltで74mg)。なんとかこのコーラの情報の欲しかった我々は同社のホームページを見つけてみたものの、全てドイツ語。大学でロシア語を選択した中橋、中本両名ではどうにもならず、あきらめざるを得なかった。
その後、どうしても諦めの付かなかった我々は、afriのホームページが英語になったのを機に「afri-colaはどこで買えるのか」といった内容のE-Mailを送ってみた。あまり返事を期待していなかった我々の意に反し、1週間後に届いた返答の内容は信じられないほど嬉しいものであった。彼らは日本語サイトであるにもかかわらずコーラ白書に大変興味を持ったようで、afri-colaの事をWeb上で紹介するなら製品を提供してもいいというのだ(ただし送料は当方負担)。afriが日本で飲めるとなれば、応じないわけがない。慣れない欧州への送金手続きに戸惑いながらも(手数料だけで5000円もするのだ)輸送費を払い待つこと10日、ついにafri-colaが到着した。
今回アフリコーラ社から提供して頂いたのはafri-cola(輸出仕様)15本、Tシャツ、オリジナルグラス(割れてたけど・・・)、ステッカー、ポスターと看板で、グッズにはすべてロゴが入っている。輸出仕様のafri-colaは輸送効率のためかボトルの形がドイツのオリジナルとは異なり、 なんとなくスマートになっていた。 ただ少し残念だったのが、輸出仕様のafriはオリジナルに比べてカフェイン含有量が制限されていた点。世界最強のオリジナルafri-colaのカフェイン量250mg/lなのに対し、こちらはやや軟弱で150mg/l(ちなみにJoltは約200mg/l)。これは高濃度のアルカロイドを含む食品を禁止している国に対する配慮と思われる。でもやっぱりオリジナルが飲みたかった・・・(←贅沢ですね)。
詳しいデータと私的感想については次回のデータベース更新(2月上旬予定)で紹介しようと思う。震えて待てっ!!
今回提供していただいたafri-cola(輸出仕様・250ml)を5名様にプレゼントします。興味の有る方やカフェインを愛する方、「私の部屋のインテリアにぴったり!」という方はコーラ白書「afriを飲ませろコラ」係までE-Mailでご応募ください。締め切りは1999年2月末日。
(中本)