Topics! Mar. 10, 1999
96年4月の小型ボトル解禁以来、ペットボトルはその扱いやすさと見栄えの良さから爆発的に普及した。とくに最近のニア・ウォーター（註）ブームは500mlペットの地位を絶対的なものとしたと言える。様々な新製品が飲料コーナーを彩るなか、コカ・コーラから「ポケットボトル」なるものが3月1日付けで発売された。
従来のものに比べ随分スリムなったこの新製品、容量も350mlと手ごろなサイズになった。キャップ下に「NEW! はじめての350ml ポケットボトル」との気合の入った宣伝が嵌め込んであるが、その裏に小さく「＊コカ・コーラ社製品において」と記載されているのがカワイイ。はじめてと言っても去年の夏から沖縄地区で試験販売されており、その結果が良かったのか今回晴れて全国販売となったようだ。
現在のところ（少なくとも関西地区では）目にする機会の少ない新ボトルだが、「今月から発売なので、徐々に見かけるようになる」（消費者情報室）とのこと。ただこのボトル、容量が缶と同じなのに130円とやや割高。開封後も栓が出来るという利点はあるものの、何だか損した気分になってしまう。またアルミとペットでは前者のほうが遥かにリサイクル効率が良いことを考えると、やや「地球に厳しい」商品といえるだろう。個人的には缶の方が好みなのだが・・・。
註：「桃天」や「Foo」など、水のような感覚で飲める清涼飲料水の総称。
