Topics! 2004/01/31
東南アジアでは近年様々な趣向をこらした記念缶がリリースされるようになった。缶のデザインや仕上げの技術も飛躍的に進化し、いまや日本のもとの大差ないレベルの高いものが登場している。中でも今年のPEPSI台湾の新年記念缶はなかなか強烈な印象であった。
まず目を引くのが、中華文化圏らしいゴージャスな金色のボディ。ペプシグローブの下にはこれまた金色の干支の申(サル)が、またペプシのロゴ「百事可楽」の上には「祝尓(註)」が入るなど、オメデタイ感満点のデザインである。サルの横に「甲申年限定珍蔵版」と入っているのも見逃せない。[拡大]
さらに裏側にはペプシブルーで「祝尓 百事可楽」と毛筆で描かれている。このまま掛け軸にできそうな風情のあるデザインは、さながらペプシから届いた年賀状のようである。
以前は日本でも数多くの記念缶が発売され、中には優れた新年缶もあったが、近年は急激に減少。特に今冬はコカ・コーラ、ペプシ両陣営とも記念缶なしという寂しい状態にある。もう少し奮起を願いたいところだ。
(註)本当はニンベンに尓
(中本)