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中本 晋輔 & 中橋 一朗
(都留文化大学の学生さん)
> ペプシ逆転のシナリオを作りたいのですが、何かアドバイスを とても難しい質問です。 本国ではPEPSIがCoca-Colaに肉薄した(もしかしたら、追い抜いた)時期がありました。そのあたりはコーラの歴史でも触れましたので、参考にしていただければと思います。とはいえ、簡単に答えが出てくるようであれば、我々も今頃は大金持ちです。 テレビ用のコマーシャル・フィルムは、各社の広報で保存していると思います。上手に頼めば、見せてもらえるかもしれません。 (なかはし)
1:日本で、コカ・コ−ラが初めて飲まれるようになった時期をしりたいのです。 と、言いますのも、僕自身何の根拠がないまま、戦後、進駐軍が持ちこんだ…思っていました。ところが『ロッパの悲食記』に、次の文章をみつけましたので…。
ロッパ氏は明治36年の生まれ。元・華族。名役者、文筆家。そして、超がつくグルマン、これまた超がつく読書家、気位が高い、教養人。一流の文化人。 そして…食べ物に関しては、この方の文章は『百科事典』と言っても過言ではないほど、詳細かつ正確な資料です。−−この文章も、信用できます。すると、仮にロッパ氏が15歳、とすれば…大正6年頃に、ともかく売っていたことになります。 お尋ねしたいのは、<他の資料には、どう書いてあるのか?>です。 コカコ−ラは、元々が、19世紀に発売された『滋養強壮剤』ですから、仮に(当時の製品に)コカインが配合されていても、何ら不思議ではない…正確に言えば、入っていて、それで普通でしょう。 それにしても、大正前半まで遡るのでしょうか?清涼飲料ならば、ジンジャ−・エ−ルが明治前期に輸入されてはいますが…。 どうかご教示くだされば幸甚に存じます。 M.S.拝
当時の状況を考えると、コカ・コーラはシロップの形でアメリカから輸入されたと思われます。そして、相当に高価なものだったでしょうから、本来の処方よりも薄めて飲まれていたのかも知れません。 それから、1903年8月以前のコカ・コーラにコカインが含まれていたことは事実です。この点については、コーラの歴史 第5回をご覧下さい。
(「一読者」さん)
現在でも日本酒や食品を実際に食べて評価することを「ベロメーター」と称していると聞いたことはありますが、戦前の科学者の話は初耳でした。 > 確か、理研の鈴木梅太郎先生じゃなかったかと思いますが、 さすがビタミンの発見者だけあって豪快な逸話ですね(これも初耳でした) ただ、これは想像ですが、鈴木先生の場合はその研究のテーマがら食品由来の成分を扱うことが多かったのではないでしょうか。分野によっては「絶対死ぬ!」みたいな試料をあつかうところもありますので・・(私の友人の試料は空気に触れると爆発します) メッキの話は聞いたことがあります。ただこの場合も「6価は危険だが3価は大丈夫」という知識があるからできることなのかもしれません。このあたりは化学というより職人技の領域ですね。 Hg2Cl2はたしかに甘いらしいと聞いたことがあります。ただこの物質は結構毒性が高いので、慢性的に摂取すると危険だと思います。 などと正論を言ったところで、やはり科学者にとって自分のサンプルを舐めるのは非常に魅力的なことであると思います。自分のサンプルに関する情報を自分の五感でダイレクトに感じることができるのですから、これほど面白いことはないでしょう。かく言う私も測定用の臭化カリウムを舐めたことがあります(おいしくないです)。 みんなそんなことを考えるからこそFieser先生も「有機化学実験」の中でわざわざ
と書いているのかもしれないですね。 舐めるときは自己責任で、といったところでしょうか。 (中本) |